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Where is My Mind Planning (2025)
Installation Planning, video
video still
installation planning
abandoned architecture with architecture, plan
Viewing from window of paper craft , plan
Viewing from window with the thing
Viewing from window with the thing 2
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ウェア・イズ・マイマインド? (2025-)
建築の金融商品化が都市にもたらす変化を、抽象絵画の無形性=ぐちゃぐちゃな性質に相似形を見つつ、現代の資本主義のかたちを検討する作品。
リーマンショックの一因となったサブプライム住宅ローンの証券化が示すように、住宅は現代資本主義において金融商品として扱われてきた。本来、住宅は地域環境やコミュニティと深く結びついた複雑なものだったが、金融市場で流通しやすくする過程で、その複雑さは切り詰められ、交換可能な資産へと再編される。ジェントリフィケーションもまた、都市空間や住民構成を均質化し、不動産の投資対象化を促進してきた。
インターネット以後、この傾向はグローバルな不動産投資の加速とともにさらに可視化された。高級タワーマンションやスーパープライム物件における「眺め」は、住宅の価値を象徴するイメージとなり、整備された内部と、その外部に広がる不均衡な都市の風景を際立たせる。さらに、資産として所有されながら居住されない住戸が集積することで「ゾンビ・アーバニズム」と呼ばれる、金融化された都市の空洞化を象徴する状況も生まれている。
こうした環境のなかで台頭したパラメトリシズム建築は、数学的操作による流動的な形態を特徴とする一方、地域性や象徴性を希薄化し、差異そのものを価値化する様式として批判されてもきた。こうした性格は、金融化した住宅内部に置かれる抽象絵画とも通じる。抽象絵画もまた、象徴性や直接的な政治性から距離をとることで、流通しやすい「純粋なアート」として商品化されてきたからである。
21世紀の金融化された建築がつくり出す流動的で波打つ造形と、その背後で進行する都市の荒廃は、抽象表現主義の混沌とした画面にも似ている。マーク・フィッシャーは資本を、ジョン・カーペンターの映画『遊星からの物体X』に登場する、際限なく変形し増殖する存在になぞらえた。資本主義の無定形で寄生的な性質は、建築や美術の形式にも浸透している。
本作品群とインスタレーションは、「抽象絵画」「物体X」「不定形」「自己増殖」「建築」「金融商品」という連関を通じて、現代資本主義をいかに表現しうるかを探る。