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Tzodom 24 (2016)
Multi channel video installation,Web site,Performance, Duration of video: 24 hours: Go to web site
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ツォドムの24番 (2016) Go to web site
このインスタレーションでは、
・24時間で1ループのパフォーマンスビデオ
・このビデオが閲覧可能なwebサイト
・この作品の解説としての『皆殺しの天使』(ルイス・ブニュエル ,1962)の吹き替え映画
・インスタレーションの中でパフォーマンスする隠れた人物
・さまざまな日用品やゴミなどのオブジェクト
で構成されている。
パフォーマンスの内容は、ビデオの中もインスタレーションで行われるものも布製衣装ケースに入って叫ぶ、動く、スチレンボードを吊り上げるというようなシンプルだが不気味なものである。これらが、日本のホラー映画(特に黒沢清)などに影響を受けた演出のもと、緩慢な時間の中で行われる。
作品の解説としての『皆殺しの天使』(ルイス・ブニュエル 1962)の吹き替え映画内のセリフでは作家自身の「退屈」についての考えがいろんな人物の口を通して語られる。
幽霊のような「気配」の変化を音楽にしようとするTzodom Numbersシリーズの一つの集大成である。
本作品は、2016年オランダのラクスアカデミーのオープンスタジオにおいて発表された。
私は、制作当時、緩やかで緊迫した「退屈」という経験こそが東日本大震災以後の日本のリアリティであると考えていた。人間が感知できる範囲外で、生活する速度とは違う速さで何かが進行する不気味さ——例えば大陸プレートの移動や、放射性物質の半減期などを、災害後に強く意識して生きるようになった。
また映画『皆殺しの天使』で描かれる人間社会の崩壊も真綿で首を締められるような緩やかさで起きることを実感したのも2010年代の日本であった。
翻って芸術の世界では、こうした緩やかさや退屈さというのは、表象としていまだ捉えきれていないのではないかと考えている。