EN / JP

Discreet Graffiti (2013)

Photograph/35mm slide

NEW

STM

WRK

BIO

info[at]tksikd.com

©Takeshi Ikeda all rights reserved 2026

控えめなグラフィティ (2013)

 

自分の息や霧吹きを窓ガラス等にあて、その上に足跡のような「タギング」をしていく作品。

 

グラフィティは元来、ライターのタグ名やその描き方によって自分がそこに存在したという(Kilroy was here等が有名)証明のために行われ、縄張りの主張にも使われていたという。

 グラフィティの語源に引っ掻くという意味があることも含め、そこにはvandalismや、日本語で言えば「爪跡を残す」というニュアンスがあるだろう。

 

しかし、多くのアーティストも含めた大半の人間は、住んでいた土地や世の中に大した痕跡も残さず、いなくなる。本作ではむしろそのような忘れ去られるような人々が残す「控えめ」ですぐに消えるような痕跡をテーマに制作した。 ※NYにアーティスト・イン・レジデンスで滞在中に制作されたが、NY滞在の実感(巨匠アーティストやその作品が飾られる美術館やギャラリーと、しょぼくれたアーティストである自分)もそのようなものだった。

 

ガラスに息を吹きかけたあとに手の側面と指でつくられる「足跡」のマークは子供の頃に友達から教わったもの。